鍼灸師は、ツボのプロです
ツボとは、ポイントです
反応点ともいいます
経絡とは、ツボの道筋です
ツボや経絡は、体のメッセンジャー
私たちに、必要な情報をおしえてくれるもの
見えない、言葉をしゃべらないツボや経絡
どうやって、交流するのでしょうか?
鍼灸を施すために
どうやって、ツボを見つけ、経絡を感じるのでしょうか?
ツボのプロになるためにはどんな力が必要なのでしょうか?
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経絡はからだ全身をかけめぐっていて、
皮膚表面から内臓も通り、骨も通って交流させています
目に見えるのでしょうか?
一般的には経絡は目に見えず、
その存在については昔から議論が絶えないそうです。
実際に経絡をみつけるために人体を解剖する研究がおこなわれたそうですが、
結果は見つからなかったそうです。
学校や本では、人体図に点や線が記してあって
まずは暗記します
でも、暗記しただけでは不十分です
(国家資格のためには十分ですが)
それを、実際の臨床で使いこなせるようになるために
一番必要な力は、これです
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「想像力」
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これを働かせて体をみていくと
ツボや経絡の反応(例えばどこがつまっていて、弱っている、など)が
わかるようになります
悲しいニュースをみたら悲しくなるし、
楽しい人と一緒にいたら楽しくなるし、
目には見えないけど伝わってしまう何か。
相手を思いやる気持ちがあれば、
自然と伝わってくる相手の気持ち
ごく普通の世界なのかもしれません
鍼灸師としての第一歩は?
ツボがとれるようになること
「内くるぶしから指3本上に、三陰交というツボがあります」
と、本に書いてあります
それを、実際の体でツボをとるには
「柔軟性」
も必要です
人間の肉体は、人それぞれ違いますものね
背が高い人、低い人
スリムな人、ふっくらしている人
同じ人間でも、加齢とともに肉体は変化するし
毎回毎回、頭を真っ白にして
「感じる」
これも、とっても必要な力です
新米鍼灸師だったころ、師匠にこう教わりました
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「学問的に経絡やツボを暗記している時期は、
とにかく必死に憶えてしまいなさい
いったん憶えてしまったら自分のものになるから
そしたら後は、相手の方が楽になってくれてらいいいなぁ~
という気持ちで触診していたら、
手が自然にツボにいくようになるよ」
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今でも私が初心を忘れないように心がけていることです
3000年の歴史がある鍼灸という学問
ほんとうに奥が深い!
日々、臨床を通して
東洋医学と体の神秘に感動するばかりです
はたらく女性のための癒しの泉
美容・鍼灸サロン ハミング
泉 由美子