40~50代女性のこころとからだの調律と美容はり専門、西宮・甲子園・鳴尾 美容・鍼灸サロン ハミングです。
「未病」って聞いたことありますか?
「未病」とは文字通り「未だ病気ではないけれど、なんとなくしんどい」という状態です。この「なんとなく」というのがポイントでも。「あ、わたしのことだ」と思った「未病」の方にこそ、ぜひ鍼灸の効果を知っていただきたいです。
目次
「未病」は東洋医学の得意とする分野
「未病」は東洋医学独特の概念。病院の検査結果では異常はないけれど、病気の一歩手前の状態をさします。頭痛や腹痛、めまいや耳鳴り、肩こりなど、漠然とした不調に悩まされる方が多いですね。また、本人には自覚は全くなくても、健康診断で高血圧や高コレステロールなどを指摘されるという状態も「未病」とされます。
東洋医学ではこの「未病」の段階での治療を重視し、そこから悪化して「病気」にならないようにします。いつも感じる「ちょっとした不調」は、もしかするとあなたの体からの「気をつけて」のメッセージかもしれません。「このくらいは我慢すれば…」と無理に頑張らず、体からのメッセージに耳を傾けませんか?
「半健康人」と「半病人」 あなたはどちら?
人間は「健康人」「半健康人」「半病人」「病人」の4つに分類されます。東洋医学では4つのうち「半健康人」と「半病人」の2つを「未病」とみなします。この4つ、それぞれどんな状態でしょうか。
- 健康人
体も心もすこやかで、毎日を前向きに過ごすことができる。食事も楽しめ、夜もぐっすり眠ることができる理想的な状態。 - 半健康人
病院の検査結果にはこれといった異常があるわけではないが、なんとなくだるくしんどい状態。ちょっとしたことでイライラやクヨクヨしがち。はっきりとした症状ではないけれど、肩こりや頭痛、食欲不振などを感じる。疲れがとれず、すっきりしない。 - 半病人
病気になる一歩手前の予備軍。生命力がかなり低下しており、頭痛やめまい、下痢などの症状がでているが、はっきりとその原因となる病気が特定できない。いわゆる「不定愁訴症候群」とよばれるもの。 - 病人
明確に病名がつく症状がある状態。
あなたはどれにあてはまりますか?「わたしは健康人です!」とはっきり言いきれる人はそれほど多くないように感じます。実は現代の日本人の約7割は「半健康人」か「半病人」の状態です。つまり、大半の日本人が「未病」の状態。誰もがどこかしら、なんとなく不調を感じながら生活しています。
目指せ「健康人」! 東洋医学でできること
「未病」をそのままにしていても、そこから健康へ向かうことは、ほぼありません。むしろ、そこから少しずつよくない状態になっていき、いずれ「病人」となってしまう可能性すらあります。
東洋医学の特徴は、西洋医学のように体を器官や組織に分けてとらえるのではなく、体全体のバランスを重視すること。投薬などで症状を緩和するというより、あなたの体が最初からもっている自然治癒力を高めることを目指します。
だから、病名が特定できない、どこが原因かはっきりわからない「未病」の症状にも、大きな効果があるのです。
ハミング・オリジナルの「well-being メソッド」 健康へのステップ
ハミングには「未病の方の健康を底上げする」オリジナルメソッドがあります。ちなみに「well-being(ウェルビーイング)」とは、身体的・精神的・社会的に良好な状態という意味。日本語では「幸福」と訳されることも多い言葉です。
このメソッドは3つのステップに分かれています。それぞれ、「治療」と「治癒」、そして「予防」のステップです。
まずは、「治療」。痛みやゆがみを感じる方は、鍼灸でその痛みを取り除きましょう。最初は「マイナス(痛み)」を「ゼロ」にするための鍼灸です。多くの方にとっての鍼灸はこの「痛みをなくす」というイメージですね。でも、鍼灸ができることはこれだけではないんですよ。
次のステップは「治癒」。痛みのない「ゼロ」の状態を定着させるためのものです。コリをほぐしたり、体の中の不要なものを排出したりメンテナンスをして、「マイナス」に戻らないようにします。
ここまですると、「もっと健康になりたい!」という欲も出てくるはず。次は「予防」です。筋力を増加したり、スタイルをよくしたり、の「より健康に、さらに美しく」を求める鍼灸です。つまり、鍼灸で「ゼロ」から「プラス」を生み出すことができるのです。
痛みをとることも、体のメンテナンスも、健康的により美しくなることもすべて鍼灸で可能!鍼灸の可能性の広さを実感してください。ハミングではこのオリジナルメソッドで、皆さんがwell-beingになるお手伝いをしています。
WHOの健康の定義、知っていますか?
「健康」と聞いたとき、皆さんはどんな状態を想像しますか?
病気でないことでしょうか?
現代社会はいたるところに「健康」の文字があふれています。それだけ多くの人が「健康」を求めているということでしょうね。
WHOの定義では、「健康とは身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病のない状態や病弱でないことではない」とされています。ここで注目すべきなのは、健康は「身体的」のみで定義されていないところ。健康な状態には「精神的」も「社会的」も良好な状態が必要というのは少し意外に感じませんか?
「社会的」というのはほかの人とつながりがあるかどうか、です。つまり健康は自分の内側にある体のことだけではないのですね。きちんとコミュニケーションとれるかどうか、そして、心が元気かどうか、も重要なのです。人とのつながりも健康の一部なのですね。
そう考えると、あなたの体はあなただけのものはありません。あなたの健康が人とのつながりのおかげなら、同様に、あなたとのつながりで健康になる誰かがいるはずだから。自分のためだけじゃなく、まわり人のためにも、あなたの体、大切にしてください。
このWHOの「健康」の定義、病院での検査結果だけで「健康」かどうかを判断するのではない東洋医学の考え方に通ずるような気がします。
福原からのアドバイス
検査結果の数値にあらわれるものだけが、あなたの体の判断材料ではありません。数値に一喜一憂せず、あなたの体の声に耳を傾けてくださいね。自分の体の変化に敏感になることはとても大切です。ちょっとした変化に気づくことができるようになれば、小さな不調を自分で改善できるようになるはずです。そして、あなたのまわりの人のためにも、健康でいられるようにしましょう。
もちろん、鍼灸の施術もとても効果的ですよ。皆さんが「未病」な状態から心も体もすこやかな「健康人」になるお手伝いをします!健康だけでなく美しくなれるも鍼灸、ぜひお試しください。きれいになると心も体もぐっと明るく、足取りも軽やかになりますよ~。