4つの冷えタイプ では、西洋的にみていきました。
今回は、東洋医学の視点から冷えをみていきたいと思います。
3つのタイプ | A | B | C |
冷える部位 | 全身 | 手足 | 下半身 |
特徴 | クヨクヨ
元気ない |
クヨクヨ
イライラ |
怒りっぽい |
原因 | 虚弱体質
病気の後 <弱まり> エネルギー不足 |
ストレス
神経質 <滞り> エネルギー滞り |
ストレス
自律神経の乱れ <滞り> エネルギー滞り |
対策 | 補強 | 巡らせる | 巡らせる |
Aさんは、エネルギー不足のタイプ。
体を動かす気(血)が足りてないので、全身冷えています。
ガス欠で、スピードが落ちた車と同じ状態です。
気は、体を温める働きがあります。
気が不足しているので、自力で体を温めることができません。
だから、なおさら冷えます。
筋肉が少なく、体力もありません。
栄養をしっかりとり、ゆるやかな運動(ウォーキング)を続けることで
筋肉量をアップさせると、血流もアップして、体が温まります。
<対策は?>
1)体を温めるエネルギーを補います
2)体を温める力を強くします
自分でできること | 朝の散歩、汗をかきすぎない、早く寝る、胃腸を冷やさない |
つぼなど | 足三里、お腹のの字のマッサージ、踵をたたく |
(※ 対策は、「女性のための東方養生新書」にのっています。ここでは詳しい説明は省略しますね)
Bさんは、エネルギーがうまく巡っていないタイプ。
イライラしたり、考えすぎたり、怒りをため込んでしまったりすると、気が滞ります。
すると、手足まで気が巡らず、冷えてしまいます。
サラサラ流れている川の流れが、塞き止められた状態
交通渋滞の高速道路と同じ状態です。
東洋医学では、気と血(血液)はセットです。
気の巡りが悪くなると、血行も悪くなりますね。
うっ血すると、顔が浅黒くなってシミが増えたり、月経に問題がおきたり、頭痛や不妊の
原因にもなったりします。
体がつまってしまうと、気持ちもギューっとなってしまいます
あまり、くよくよ考えすぎず、「なんくるないさ~」と沖縄の方言で叫んでみましょう(笑)
(なんくるないさ~とは、大丈夫なんとかなるさ~の意味)
<対策は?>
1)エネルギーを巡らせます
2)通りをよくする
自分でできること | 春の花見、プラス思考、リラックス~ |
つぼなど | なんくるないさーと大声を出して、ストレス発散する |
Cさんも、Bさんと同じでエネルギーがうまく巡っていません。
怒りっぽくって、頭に血がのぼっています。
もしかしたら、スマホの使いすぎ、頭の使いすぎ、考えすぎもあるかもしれません。
昔のガス風呂、おぼえてますか?
水からお風呂を沸かすときの、上が熱くて、底は冷たい状態と同じです。
温度が一定になるように、お風呂をかき混ぜるように
エネルギー巡らせます。
<対策は?>
1)エネルギーを巡らせます
2)気を下におろします
自分でできること | 香辛料NG,酢の物OK、ウォーキング |
つぼなど | 脇マッサージ(上から下へ)、大衝(これ、いいですよ!) |
いかがですか?
あなたは、3つのうちどのタイプでしょうか?
もしかしたら、ピンっとこない方もいらっしゃるかもしれません。
じつは、私はもう一つのタイプの冷え症です。
つづく