東洋医学セルフケアと鍼灸で 体から心を元気にする
西宮・甲子園・鳴尾 美容鍼灸 ハミング です。今日は、コロナ自粛によるお身体の不調を東洋医学の知恵でリセットする方法をお伝えしますね。
目次
季節の変わり目+大転換期の今、不安やストレスはあって当たり前
6月は梅雨の季節。気圧の変化による頭痛や、鼻炎、なんとなく体がだるい、原因がわからない湿疹が出る、肌が荒れるなど、病院に行くまでもない体の不調でお悩みの女性がふえる時期です。
それに加えて、2020年は占星術(宇宙の天体と星座の動きと、私たちが住む地球の関係をよみとく方法)では”大転換期”を迎えています。
それぞれ詳しく見て行きましょう。
6月は梅雨の季節。実は内臓は湿気に弱い
しとしと降り続く雨は湿度が高く、電車の中やお部屋の中もじめじめしますよね。じつは、”湿気”は建物や空間だけでなく、人間の胃腸にも影響を与えます。
東洋医学で”脾”にあたるのが、胃腸。食べたものから気(エネルギー)を吸収しています。
東洋医学では、胃腸=手足なので、とくに何も心当たりがないのに腕や足がおもだるかったりするのは”湿気”のせい。
からだに”湿気”がたまると、舌の苔が真白になったり、顔色が土色になったり、寝起きに腰の下部(仙骨部)やお尻(臀部)が重だるかったり、そんなふうに現れます。
女性で、ウエストが寸胴の方は、お腹が湿気によって冷えているために脂肪がついている可能性が高いです。股関節が硬いのがお悩みの女性も。
だから、全部自分のせいにしなくても大丈夫!このように、人体は自然と密接に関係しているのです。
250年続いた土の星座の時代から、200年続く風の星座への移行期間
星座には4種類あり、それぞれ性質があります。
火:おひつじ座・しし座・いて座 → 活発・情熱
土:おうし座・おとめ座・やぎ座 → 堅実・安定 ものを重視する社会、物質文明
風:ふたご座・てんびん座・みずがめ座 → コミュニケーション 目に見えないものを重視する社会、精神文明
水:かに座・さそり座・魚座 → 情緒・精神
高度成長期は便利な家電が量産され、より便利なもの、ブランド品への欲求が高く、たくさんものを所有したり、高収入、高学歴がかっこいいとされてきた時代がありました。
”最近、物欲が減ってきた”と、お客様からお聞きすることも少なくありません。
ところが、コロナ以降みなさんもお気づきのように、テレワークやオンライン会議、遠隔診療など、リアルに会わずともオンラインでつながれるようになりました。
つい、数か月前までは考えられなかった大変化が起きましたよね。
オンラインサロンやオンライン飲み会、シェア会などのコミュニティーで時空を超えて遠くの人と簡単にコミュニケーションが取れる時代の始まりです。
現代女性のストレス 原因となるライフスタイル3つ
40~50代の女性は、子供や夫や職場での人間関係によるストレスも多い年代。少々体調がすぐれなくても料理をしなくちゃ!とがんばってしまう。そしてがんばれてしまう女性が多いです。
そんなみなさまのライフスタイルをちょこっとのぞいてみましょう。
その① 自分のペースで動けないストレス
家族とはいえども、それぞれに生活のリズムがありますよね。子供の学校や塾のお勉強の送迎であったり、夜遅くに帰宅する夫がいたり、そんなバラバラに動く家族のための食事をつくる時間を考えるだけでもストレス。
朝から”段取り”をしていても、段取りが急用でくずれたりするとイライラしてしまいます。
イライラは自律神経を乱す原因N0,1。
東洋医学的には、イライラすると”肝”がやられてしまいます。すると”瘀血(おけつ)”といって、血液がうっ滞した状態がうまれ、女性の大敵シミや原因のわからない痛みや目の疲れ、筋肉のひきつれが起こります。
その② 自分の時間が深夜にしかとれないストレス
バタバターと一日が過ぎ、ほっとするのはようやく家族が寝静まった夜中。23時からゆっくりお風呂につかって、好きなドラマを観て。リラックスはできるかもしれないけど、おやおや。寝るのは深夜1時や2時。
美肌は夜つくられるので、これだと逆効果。とわかっていても、やめられない。
これはストレスなんだけどリラックスが一緒にくっついているケースです。臨床の場では、このような女性に、「早く寝ましょう」というアドバイスはしないようにしています。
その③ 家族以外との会話がないストレス
女性にとっておしゃべりは至福の時。あーだーこーだー、そーそー、うんうん!と共感を共有しながらストレス発散できてしまうのは女性脳の得意技。
日本人女性の欠点でもあり長所でもある、「調和の精神」。和を大事にする心はとても尊いのですが、相手に合わせすぎると自分の心が押しつぶされてしんどくなってしまいます。
「本音が言えずにのみこむ」そんな経験は誰にでもあると思いますが、表現したいことを言えないでいると、「のど」に症状が出やすい傾向があります。
空咳、えへん虫、のどの違和感、のどがつまった感じ、呼吸がつまった感じ
風邪でもないな、とくに思い当たる原因がないのにこのようなサインが見えたら少し、自分の胸に手をあてて「最近がまんしていることないかな?」と自分に聴いてみるといいかもしれませんね。
東洋医学がストレスフルな体に作用する理由
東洋医学は心にも身体にもやさしい医学。
たとえば、こんな経験ありませんか?
・パソコンで頭を沢山つかって、目が充血して眼精疲労がひどい
・運動不足で、便秘やむくみがあり、足が冷える
・ストレスや不平不満で言いたいことがあるけど、言えなずに我慢している
・考え事があって、寝れない
これらは全て体内の気や血液の巡りのアンバランスが原因。とくにストレスは、”気”の滞りが原因で、自律神経の自動装置がうまく作動しなくなっているといえます。
病気や症状は、人間が本来もっている”身体を治そうとする回復力”が低下していることや、身体を構成する“エネルギー、血液、水分”(気、血、津液といいます)のアンバランスが原因と考えられています。
西洋医学の治療は、おもに薬物療法ですが、東洋医学は、”バランスをとる療法”
凝り固まっていたり、弱っていたり、熱っぽかったり、冷えていたり、同じ人間の身体においてもアンバランスがあるのを”まんべんなく巡らせる”ように整えていきます。
毎日の生活につぼ押しを取り入れてみませんか?
では、代表的なつぼをご紹介しますね。
手のひらの真ん中にある、「労宮ろうきゅう」というつぼです。
ここは、脇からはじまって、腕の内側真ん中をとおって手のひらにある経絡(気の通り道)”心包経”の代表的なつぼです。
心包とあるように、”心を包む”エネルギーが動いて、緊張していた心がふわーっと内側から弛んで軽くなる。そんなイメージでつぼ押ししてあげてくださいね。
「労宮ろうきゅう」つぼの3つの効能
「労宮ろうきゅう」のつぼの効能は、3つです。
1)余分な熱を除去し、心を安定させる
2)精神不安、動悸、睡眠障害などの症状を安定させる
3)胃腸をととのえる
ご家庭では、鍼はできませんので、つぼ押しがおすすめです。
つぼ押しの基本3ステップ
つぼ押しの方法は、この3ステップを覚えてからおこなってください。
1)つぼに指をあてたまま、息を3秒ですう
2)息を5秒ではきながら、痛いけど気持ちいいほどよい感じで押す
3)息を3秒ですいながら緩める(つぼに当てた手を弛めないこと)
これの繰り返しです!簡単ですね!
呼吸に合わせて、ゆったり10回ほど行ってみましょう!
呼吸は、唯一自分でコントロールできる自律神経の調整方法です。そこに、つぼの効果がプラスされるので、一石二鳥!
福原からのアドバイス
東洋医学は、西洋医学の薬と違って、すぐに効果があらわれるものではありません。
しかし女性の体のバランスを、確実にととのえます。
ストレスを抱えている女性のお悩みには、不眠や頭痛、食欲不振、首こり、肩こりなどがあります。中でも途中で目が覚めたり、眠りが浅かったりする「睡眠障害」は日本人の国民病といわれているくらい、60歳以上の3人に1人は悩んでいるそうです。
安全な睡眠薬もありますが、できたらお薬にはたよらず、自分の身体の生命力を信じて、それを引き出してもらいたいと思っています。東洋医学にはその知恵が沢山あります。
つらい、しんどい、どこへ相談したらいいのかわからない。もしかしたら真面目な女性ほど、自分を責めてしまってそれがストレスになってることもあるかもしれません。
そんなあなたのために、プロの鍼灸師がいます。家庭の救急箱のような存在が私たちです。どうぞお気軽にご相談ください。